①青森県青森市浪岡大字本郷篠原(しのはら)

平成28年10月10日訪問

IUWV60周年祝賀会が盛岡であり、そのついでにこの地を訪問した。翌日は八甲田山に行った。

行く前に調べたときに想像したより少し家並みが多い、人影はほとんどなく、犬の散歩をしていた老婆と、家の車庫に止めた軽自動車内で6,7歳の女の子と一緒に何かを食べている30代くらいの母親しか会わなかった。

母親に篠原を示す何ものかがあるかを尋ねたが何もないという。仕方がないので住所が書いてあるのではないかと思い何件かの家の表札を見て回った。殆どの家に表札はない、名前の書いた表札があっても、全て住所は書いてなかった。

大字本郷地区には篠原以外にも松元(表札に住居表示があった)などいくつかの小字がある。郵便局や小学校もある。小川があって、橋の名前がとうきょう(東京)橋であった。

夕暮れ時で天気も曇りがち、正面に岩木山がうっすらと確認できた。後ろを振り返ると山の中腹を東北道がある。集落を2度ほど廻って結局薄暗くなってきたので帰ることにする。せっかく時間をかけてきてみたが、篠原を示すものが何も見つからず残念。

②岩手県一関市室根町折壁篠原(しのはら)

平成28年6月21日訪問

繋ぎ温泉での大学同期会の翌日、盛岡を出て宮古・釜石・陸前高田・大船渡・気仙沼をドライブし、最後にここを訪ねた。

事前にわかっていた通りの山間地域であった。気仙沼から一関に向かう国道284号線を走り、JR大船渡線の折壁駅を少し過ぎたあたりで右手に、車ではかなりきつい道をはいる。室根山の山麓になるので緩やかな坂道である。右折してすぐに小型パトカーに後をつけられた。

不審者にでも見られたのか。しかし少し進むと舗装されたきれいな道路になりそれほどの山道でもなくなった。写真は舗装道路から篠原地区に入るところにあった唯一の篠原を表すもの、「篠原連絡道」と書いてある。

老婆が家の屋敷の草とりをしていたので少し話をした。屋敷は広く主屋もすごく大きい、老婆の右手に今は水もなく雑草に覆われているが、岩で囲われて池もある。かつては豊かで栄えていたと思われる。家族のことは尋ねなかった。

私は篠原という名前で、機会があるごとに篠原の地を訪ねていること話した。老婆は地名篠原の由来は分からない。また、地域に名字が篠原という家も存在しないという。

③福島県南相馬市小高区羽倉篠原(しのはら)